祖父にもらった白くてフワフワな猫のぬいぐるみ
どうやら祖母に捨てられてしまったみたいです・・・
小学生のころ、母方の祖父母と一緒に住んでいました。
祖父が私にくれた白猫のぬいぐるみ。
とってもかわいかったんです。
くるりと丸まって寝ている姿で、
しっぽが長くて。首としっぽに赤いリボンが付いていて。
フワフワでかわいくてきれいで。
汚れるのが嫌だったので、他のぬいぐるみと一緒に
小さな跳び箱型の箱の中に入れておいたのですが・・・
祖父母の家からすぐ近く(見える範囲)に引っ越したり
自分の家より友達の家で遊ぶことが多くなったり
様々な物が自分の物になっていくうちに
忘れてしまっていました。
そして
知らぬ間にその跳び箱、外の畑に置いてあったのです。
雨ざらしの木箱。
密封ではないので当然中もびしょ濡れだったそう。
カビて汚れて・・・
祖母はその箱ごと捨ててしまったらしい。
忘れる自分が嫌になります。
小学生の頃はいろんな物が来ては去っていき、
記憶からも去っていき、
また新しい物を手に取り、忘れていく。
目まぐるしく変わる周囲についていけず、
大事だったことも忘れ、失くした物は多くあります。
ふと思い出した時には、どこに行ったか分からない。
インターネットで同じものがないか探してみました。
ないんですよね~
祖父はどこであの子を見つけたのか・・・
記憶の中にうっすらある白猫さんの姿。
あの優しい姿。
今残っている断片を忘れたくない。
後悔をいっぱいしたのだから、
今ある物をしっかり見つめて、
大事にしたいものです。